Webサービス運用担当が少し安心して正月を迎えるためのまとめ

長期休暇時に限って発生するトラブル。トラブルとなれば年末年始関係なく対応することが普通のWeb業界。
何となくこれまでの運用の中で発生したトラブルに対してやっておけばよかった、、と後悔したことのある、仕事納めまでにやっておくことで少しだけ安心して正月を迎えられる準備一覧です。

運用サービスとアクセス確認

普段会社のパソコンでは簡単に入れるいろいろなサーバ。年末年始の家の環境からアクセスしようとすると、、アクセス制限などで、入れない!ということもありますので、担当サービスの一覧を作成して、自宅からもWebブラウザで見えるようにしておきましょう。
* SSHもできるようになると尚良し、ですがそこはセキュリティとの兼ね合いで。
* AWSなどのアカウントも会社のPCに記憶させている場合もあると思いますので、気をつけて。
* 運用サービスと同時に、サーバ運用母体の連絡先も確認しておくとよいです(ほとんどのサーバ事業者は年末年始関係なく対応してくれるはず)。

運用サービスの監視

普段は担当外からも声をかけてもらって発見できるトラブルですが、年末年始ではそれは期待できません。
このため、それぞれPingやHttpレスポンスの自動監視を再確認しておきます。
普段やっていないよ、、という場合は、簡易的なサービスをとりあえず利用して年初考えましょう。
* AWSの場合。Cloud Watchで簡易的に。http://aws.amazon.com/jp/cloudwatch/
* 一般サーバの場合。無料のこちらなど。http://www.cman.jp/network/
あくまで暫定的なので年初に清々しく考えることもお忘れなく。

通知先メールの確認

トラブル時はメールで飛んでくるから大丈夫!と、いう場合も念のためメールアドレスも確認しておきましょう。
普段は会社のメールや、会社携帯に設定している場合も、、年末年始だけは個人アドレスに通知したほうが安全な場合もあります。

同僚の連絡先とスケジュールの確認

自分のレベルを超えた障害が発生した場合に、すがる先は神様ではなく同僚や上司になると思います。
このため、助けてくれそうな同僚やあわてそうな上司の連絡先をチームで共有しておきましょう。
広告を使った集客をしているサービスについては、広告担当者の連絡先も確認しておきましょう。

バックアップの確認

現在ではほとんどのソースについては、バージョン管理ツールに保存されていると思います。
ただ、万が一の場合に備えてフルバックアップを保存しておき、別サーバに置いておくとよいと思います。
このとき、ハードディスクの空き容量も確認しておけば、不意のHDD容量0で起こる不幸も避けられると思います。

脆弱性の確認

しばらく目が届かなくなるだけに、攻撃を受ける可能性があがります(攻撃する側もやっぱり運用者の目が緩む時期を心得てます)。
全てを埋めることはできないとして、OS/プログラム言語/ミドルウェア関連で目立った脆弱性がないか確認しましょう。
しばらく続いている、WordPressへの攻撃対応は結構必須です。